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デザイン雑誌『デザインノート』 75号ブランディング特集に掲載いただきました。

デザイン雑誌『デザインノート』
75号ブランディング特集に掲載いただきました。

学生の時にこの雑誌よんでたなあー。

著名なデザイナーの方々のブランディングの一片が垣間みえてなかなか読み応えのある号になっていますね。

ブランディングと聞いてコンセプトメイクをして一貫性のあるデザイン、ロゴやコミュニケーションツールのデザインというイメージを持たれると思いますが、

私の行なっているブランディングとは、外面だけなく内面にも経営や商品開発にも深く携わります。

デザインとはその工程の一部であり、それらの活動を伝える一つの手段です。工程としてはかなり下流に位置します。

近年行なった企業ブランディングではロゴの着手までに半年から一年以上の期間を設けて、市場調査を行い、その市場の中に抜きん出て積み上がって行く価値=差蓄化する価値を見つけ出して、それらを育み発信していくお手伝いをしています。

差別化とはよく耳にする言葉ですが、差蓄化とは聞きなれない言葉だと思います。
市場戦略には大きく二つのパターンが存在すると考えています。
1,市場の中で、誰も行なっていない差別化ポイントを見つけ出し、その中で独自市場を生み出しトップを取ろうという方法。
2,金銭や人力を大量に投資し、市場を占拠する方法。

市場の中で折角の差別化ポイントを見つけても、力を持った他社に乗っ取られてしまう可能性があります。
ですので、そうならないために積み上げていける価値でなければなりません。

例えばですが、
a社は北海道で100年の老舗という価値があったとします。
しかし、b社は北海道で120年という老舗ブランドです。
この差は10年後も20年後もいくら力をもった大手が現れても絶対に塗り替えることのできない独自市場であり、差蓄化する価値です。

ただa社は北海道でなく、苫小牧で100年という市場であればトップになることができます。

このように自然と積み上がって行く価値がもっとも望ましく、これに付随して企業努力による価値を積み上げた時に
世の中のニーズと内からのシーズが交わる接合点に価値を見つけ出して育む。
その発信のお手伝いをすることがデザインとなります。

デザインとは形を通じた翻訳。
あくまで具現化し発信する手法と捉えることでそのパフォーマンスは向上すると考えています。

デザインを通じて経営に携わるようなお仕事の仕方をしています。
(考察期間この人は本当にデザイナーなのか?と疑われた時があったようです笑)

このようなお仕事はお客様と深く向き合い、また二人三脚で進行しているので責任は本当に重いですがやりがいのある仕事です。
また舵取りを委ね信頼いただいてオファーを頂いているお客様に感謝を込めて絶対に結果を返さなければなりません。

そんなこんなで、この夏から仕事が一生終わらないんじゃないかと思う日しかなく、ずーとぞっとしっぱなしです。何も考えずにゆっくり旅行にでもいける時間がくることを夢見てタスクを猛烈に処理していきます。

第六回クリエイターエキスポ

6/28〜6/30東京ビッグサイトにて開催された第6回クリエイターEXPO出典させていただきました。

会期中、当ブースにてお声掛けいただきました方々、パンフレットなど、お持ち帰りくださった皆様、誠にありがとうございました。

デザインに関してお困りのお客様と良き出会いの場となっていれば幸いです。

デザインはカタチを通じて翻訳すること

翻訳家は言語だけでなく、
その人に正しく意味が伝わる解釈をしニュアンスまで言葉にします。
デザイナーもそれと似ていると思います。
デザイナーはカタチで伝える『カタチの翻訳家』だと考えています。

メッセージを言葉ではなくカタチで表現することで、
今まで伝えることのできなかった事柄を伝え、
感覚的に一瞬の理解を与えることができるのがデザインです。

それらを理解しているからこそ、
デザインの”作り方”だけでなく”使い方”がわかるのです。
ブランディング/企画/プロモーション/広告
など業種を問わず様々なポジショニング設計を可能とし、
企画からディレクションを行い本当の価値を届けることができるのです。

『伝える』ということを体験化しています。

よろしければご覧ください。

音の視覚化-キヅキ-

例年以上に、すでに多くの受注をいただいております。
案件のタイミングにより、お待ちいただく場合もございますので、お急ぎの案件はお早めにお問い合わせお願い申し上げます。

良きご縁と思っていただけるよう、今後ともデザインと向き合い絶えず努力し続けてまいります。

略儀ではありますが、感謝の気持ちをこめ厚くお礼申し上げます。

良いデザイナーになるには良い人になる

■良いデザイナーとは

良いデザインってなんだろうなあ。。
と毎日のように考えています。

10年以上デザインに携わっていますが、未だに多くの発見があり気づくことが多い。

知れば知るほど奥が深いのがデザインの世界だと感じています。

じゃ良いデザイナーってどんな人かな?

有名なデザインの賞をとっている人。大手広告代理店で誰もが知っているプロジェクトを手がけている人。対外的な評価を受けている人なのかも知れません。
私なりに良いデザイナー像はいつも模索しています。頭に浮かぶデザイナーも正直いますね。

良いというのも色々な要素があって感じることですが、その中の一つで私が大切にしていることを今回は書こうかなと思います。

良い人であること

その一つとして良い人であることです。自分のことを棚にあげると、
見た目。。。犯罪者顔。
喋り方。。。関西弁。
出身。。。岸、、、、、

んーー。第一印象で良い人だと思ってもらえる自信まったくありません。。

まあ私が良い人というところは一旦置いて、デザイナーとして仕事をするとき良い人であることを意識し、演じ、向き合います。
この良い人という人物像は、気配りのできる察しのいい人です。

デザインは相手を想うことができるかでその仕上がりに影響が出てくると思っています。

そしてこれはその相手によって何が親切なのかが変わってきます。

たとえば、佐藤さんは辛いのが苦手だから、味付けは甘口に。
でも鈴木さんは辛いのが好きだから辛口に。

とか人の好みに対して気遣いができるかどうかって相手を思うことですよね。

これがデザインにおけるターゲット戦略では必要不可欠ですが、今回は大枠の戦略部分の話ではなくデザインの細かな部分でもこの親切心がクオリティを上げるというポイントをいくつかあげて見たいと思います。

 
親切な人の目線を持つ

たとえば文字。
多分小さすぎると読めないだろうなあ。とか。逆に大きすぎると、うっとしいだろうなあとか。このデザインを見たときに受け手がどう思うか。を想像します。相手にとってどうあれば親切なんだろうとかを想像するんですね。

など、どうやったら親切なのかなって考えれば考えるほどデザインのクオリティは上がっていくと思います。
ユーザーと見えない会話を想像することでコミュニケーショが生まれます。

レイアウトや大きさだけでなく、どういった素材でデザインを見せているのか。どういったシュチェーションで見るのか。

屋内でポスターを展示したい。屋内はライトが強くコート系の紙やラミネート加工は反射してしまって見ずらくなるかも。
じゃ紙はマット系の方がいいかも。とかデザインは素材や状況も想定します。

さらに最初で述べた『佐藤さんは辛いのが苦手』みたいに、ターゲットの人物像が戦略の時点でより鮮明になっているとその人にあった親切な事柄を想像できますよね。
コンサルティング領域の戦略の話の上に、専門的な構図だったり色の話だったりっていう技術が乗っかり、それらにプラスして良い人という目線を持つことで、より細かな部分にも配慮が行き届き、良いデザインができる。良いデザイナーでいれる。とか考えたりしています。

良いデザイナー=良い人であること。詳細な部分のデザインクオリティーを担保する上で重要だと考えている部分でした。

ディスリカイ

あまり大きな声では言えないことですが、
過去に仕事で、あの時にこうしていれば
ちゃんと確認してれば.…..
というような経験があります。
なにを隠そう私は、東京タラレバデザイナーです。
とはいえ、なんの事業においても自分のサービスを振り返り改善することこそが、サービス向上につながると考えています。優良な企業はお客様の声に敏感でアンケートをとったり、コールセンターなどそれらの改善につながる体制を整えていますね。
さて、私のようなフリーランスにとって、仕事の悪かった点があった場合、次のチャンスがおとずれないことがおおい。サービス内容がよくなかった場合=関係を切られてしまいます。この結果のみが残酷にものこり、どこが悪いかなど教えてくれません。自分で考えるしかないのです。
私は会社で上司に怒られるような機会がありません。なぜなら、はじめからフリーランスだったからです。
結果が全ての世界でしか仕事をしていません。
ということは、同じような経験をもっておられる方も多いでは?
サービスの向上を行うためには、改善点を見つけることが一番。それはわかっていたんですが、自己判断ではどうしても甘さが出てしまう。自分の判断ではなく、他人の意見でないと本当の改善点など見えないのでは?
と感じていました。
じゃ、悪いところを話し合える機会を作ってみてはどうだろう!!
そう思い、ディスリカイという会を企画してみました。
物事をディスることにより、その改善方法を考えるという名前からしてかなり攻撃的な企画です。
実際、この名前から参加しづらいと最初から不人気です。。
disりを中心にした内容なので、そのような印象を受けるのも当然ですよね。
しかしながらこう言う偏屈な発想につきあってくださる仲間が集い、一歩ずつではありますが内容が固まってきました。
今回はその内容が非常に面白い結果となったので一例ご紹介してみたいと思います。

 

 

◼︎シンプルをディスる

この回のディスリテーマは”シンプル”です。
デザインやその他クリエイティブで、シンプルにするということは、伝えたいメッセージをよりわかりやすくするためにも非常に有効な手段です。実際に有名なクリエイティブは非常にシンプルなものが多いですね。
そんないいところばかりのシンプルを、今回はあえてディスってみました。
・何かわからない
・記憶にのこらない
・インパクトが弱い
・手抜きに見える
・実態がない
…………..
などなど他にももっと多数の意見が出ました。
そこでディスりを繰り返し浮かび上がった点。
『実態がない』ということです。
シンプルとは何?何をもってシンプルというのか?
これって人によって様々なんですね。

 

◼︎ガラケーとスマフォってどっちがシンプル?

お話が変わりますが
最近、私は仕事用にガラケーを購入したんですね。
すると、、、
使い方まったくわからない。。。
これって、ちょっとおもしろいなと思ったんですが、
スマフォとガラケーってどっちがシンプルですか?

スマフォの方が機能が多くて複雑な感じしますよね?ガラケーはシンプル携帯とかいわれてますし。
でも、使い慣れたスマフォよりガラケーのほうが複雑って思ってしまったんですよ。
ボタンも多いし、メニューもいっぱいあるし。でもスマフォ持った当初は絶対にスマフォの方が複雑って感じてたと思います。
若い人にとってスマフォは”シンプル”という回答が多くなったんですね。
逆にお年寄りにとってはどうですか?ガラケーのほうがシンプルで使い易いって思う方が多いですよね。
この時点で”シンプル”っていうのは環境によって変わるものだということがわかりますね。
もう少し掘り下げてみます。
今回は、様々な視点が欲しかったので、デザイナー、コピーライター、映像クリエイター、音楽クリエイターなど多種多用なクリエイターの方に集まってもらったんですが、
映像クリエイターの方が思う”シンプル”も面白くて、例えばCMですが
シンプルの定義として商品が直接出てくるようなCMでもその情報が多くては複雑、商品を遠まわしにPRしてもカットが同じで伝えたい情報が少なければ”シンプル”。
音楽クリエイターの方は音の音階の複雑さより音の複雑さを”シンプル”でないと定義し、例えばタンバリンだけの演奏だと非常に”シンプル”と感じてしまいますが、音としては複雑と感じてしまう。
”シンプル”というのは環境やその人の捉え方によって変わってしまうものなんですね。
このような討論を繰り返すことででた答えは
スマフォとガラケーの例えでもあったように
人は理解出来るものをシンプルと感じ、
不理解を複雑と思うのではないか。
”シンプル”とはそれほどあやふやで危険性のあるもの。

 

 

◼︎表裏一体

またもう一つの特徴として悪い点で浮かび上がった
・何かわからない
・記憶にのこらない
・インパクトが弱い
・手抜きに見える
その他多くの意見のほとんどは、全く真逆の効果=いい点でもあるんです。
・何かわからない – わかりやすくするためにシンプルに
・記憶にのこらない – 記憶にのこすためにシンプルに
・インパクトが弱い – インパクトをつけるためにシンプルに
・手抜きに見える – 実際はシンプルにするための引き算の作業に多くの手間がかかる
普段クリエイターをやっていると必ず現場で飛び交う、”シンプル”という言葉。
このシンプルの特徴と危険性を熟知した上で扱い、より良いクリエイティブのパフォーマンスが発揮できれば良いなと感じた会となりました。
シンプルというテーマでその定義に関して議論すればこのような結果は簡単に出たでしょうが、『ディスる』を掛け算したことによって、シンプルが持つ特徴につながったことは非常に面白い化学反応になったかと思いました。
つまり、『ディスり会』とは単に悪口をいう会ではなくディスることにより理解を深める『THIS理解』です!
今後も精力的に会を続けていくつもりですので、ご興味ある方はご連絡ください。

デザイナー選びにお困りの方へ

デザイナーと一口に言っても様々なタイプのデザイナーさんがいます。今回は、デザイナーにお仕事の依頼をしたいけど、どう言った方に相談すれば良いのか。。というお悩みをお持ちのかたに少しでも参考になればと思い記事を書いてみようと思います。(デザイナー目線)

◼︎デザイナーとは?

Designer. デザイナー(英: designer)は、視覚領域において意匠計画や図案、設計を手掛ける人のこと。日本で単に「デザイナー」という場合、主に視覚的な設計を行う人物を指すことが多い。

 

◼︎ではデザインとは?

デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく、“計画を記号に表す”という意味のラテン語designareである。
つまりデザインとは、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することと解される。wikipedia参照

その言葉の多く視覚部分に触れる設計ですが、設計という意味では単にビジュアルを作る人以外の人もデザイナーと名乗ることがあり、非常に広い意味合いで使われていますね。

 

◼︎デザイナーの種類って

今回はその中でも、最も認識されているであろうビジュアルの部分を主に担当するデザイナーについて

  • グラフィックデザイナー
  • DTPデザイナー
  • WEBデザイナー
  • エディトリアルデザイナー
  • プロダクトデザイナー
  • 衣装デザイナー
  • 空間デザイナー など

多くの肩書きがあります。

似ているようですが、デザインと一口に言っても様々なジャンルのデザインがあります。
チラシなどの広告物をデザインするデザイナー、商品をデザインするデザイナー。ホームページをデザインするデザイナー。
お仕事のジャンルや専門性によって、名乗る肩書きを区別されている方が多いです。他ジャンルのデザインを複数こなすデザイナーさんもいます。

 

いわゆる絵を上手く描く人と想像する方も多いかもしれません。
私はデザイナーと名のっていますがあまり絵が得意ではありません。独自のタッチを生かした個性のある絵を描く方はいわゆるイラストレーターさんですね。元々は製作会社などでデザイナーとして活躍されていてイラストも描ける人は名刺にデザイナー・イラストレーターと名乗っている方が多いです。

 

 

 

今回は紙媒体を通じた広告物や商品、WEBなどの商業をメインとしたグラフィックデザイナーと言われるデザイナーについて触れます。

◼︎デザイナーのタイプ

アシスタントレベルではなく一人のデザイナーとして一定以上のレベルでお仕事しているデザイナーであることを前提としても、例えば大きく3つのタイプに分けてみます。(私は同業種目線で大体この3タイプが多い気がします。)

 

1.職人タイプ

グラフィックソフトの使用を得意としスピーディーかつ要望に沿ったビジュアルを柔軟に作り出すデザイナー

 

2.コンサルタイプ

マーケティングやブランディングを理解し、コンセプト設計や戦略をデザインで表現出来るデザイナー

 

3.アーティストタイプ

独自のタッチや表現方法をもっているデザイナー

 

すべてをグラフィックデザイナーといって良いかわかりませんが、PCを使ってデザインをするという意味で名刺にグラフィックデザイナーと名乗っている人もいます。

 

1.2.3のタイプにもそれぞれデメリットもあります。一概には言えませんが
1職人タイプ、クオリティーの高いビジュアルを作ることはできるがコミュニケーションが弱いタイプの方もいたりします。そういう方と話をすると『人と話すのあんまり得意ではないです』って話よく聞きます。戦略設計に弱いタイプの方もいます。
2コンサルタイプ、デザイン料が平均的に高いです。デザイン以外の企画提案も作業の中に含まれる訳ですから当然安かろう良かろうにはなりません。また、指示付きのデザインや、矛盾したワークフローを持ち出すと断れる可能性もあります。
3.アーティストタイプ、自分の作り出すビジュアルに強いこだわりを持っているタイプが多いので上手く付き合わないと難しいタイプです。そして応用が利きにくいです。たくさんの球種がある訳ではないですがその反面直球はものすごく早いです。この直球を上手く使えないと効果が上がりにくいタイプで、某美大卒の賞を受賞した人と仕事したけど、もめちゃって全然仕事にならないよ。なんて嘆きの声もお客さんから聞いたことは何度かあります。。

 

さらにこのタイプの中にお仕事の業種やジャンルごとに経験に伴った専門的な知識をもったデザイナーがいます。IT系のみを専門としていたり飲食系のみを専門としていたり編集系に強いデザイナーさんであったり。経験上1の職人タイプのデザイナーさんは得意ジャンルと専門性をもっている(打ち出している)タイプの方が多いと思います。

 

 

◼︎必要なデザイナーを選ぶには、自分が出来ないことを理解する

ここで依頼者がデザイナーを選ぶときに重要なことは自分たちが出来ないことを理解することです。それだけでデザインの成果は大きく変わると思います。

売りたい商品があるとしましょう。あなたには、すでにその商品を売るためのノウハウがあって、商品ブランディングを構築するだけの計画があり、それに伴ったマーケティング戦略を立てることができている。あなたにはすでにビジョンがある。そのビジョンをデザイナーに的確に伝えることができるならば、多くのデザイナーはあなたが望む形のビジュアルを作ってくれると思います。
そういう方は、明確な絵が頭に浮かんでいてる場合、1職人、3アーティストデザイナーの作品をチェックしてイメージにあったデザイナーを選ぶべきこともできますし、2コンサルデザイナーと肩を並べてビジョンを組み立てていくこともできるでしょう。

 

しかし、すべての方がそういう風にビジョンを完璧に持つことも、的確に伝えることもできるわけではありません。
例えば長年寄り添った夫婦間では『例のあれやっといて』で『あれ』が何かわかる。そんな関係性を長年にわたりデザイナーと築けているなら話は別ですが、実際のところ初めて頼むデザイナーにそれを望んでも難しいです。初めてのデザイナーに『かっこよくして』と頼むということは初対面の人に『あれやっといて』ということと同じです。
だからデザイナーはコミュニケーションを大切にし、関係性や、市場など様々な背景を聞いてきたり、デザインに取り掛かる前段階のステップを持っていると思います。逆にこのステップなしにいきなりデザインに取り掛かるタイプは危険だと思います。。。

 

デザイナーとお仕事する上でこの伝達や企画を立てること、ディレクションする能力があるかないか?このあたりで大きく変わります。

このあたりの能力がない場合はディレクションのできるデザイナーとお仕事をするべきです。(アートディレクター、クリエイティブディレクターと名乗っている方もいます)
実際これができる人が少ないためアートディレクターという職業が成り立ちます。

 

ディレクターは誰?

アートディレクターとはビジュアルの決定権を持った言わば監督です。ビジュアルを作る上での戦略に深く関わり、スタッフの選定や、ビジュアルに関する指示、最終的な決定など高いレベルでデザインの知識(撮影やその他の知識も)が要求されます。通常デザイナーとして、多くの経験と実績を積まないとなれまない高域なお仕事です。(ドラクエで言うところの賢者みたいな感じですかね。わかりにくいか。。)

さて実際のお仕事ではビジュアルの決定権はクライアントにあります。しかし、デザインの専門知識のないクライアントが、最終的な修正や細かい色の指示を出したりします。

これってかなり危なくないですが?

本来この指示はアートディレクターと言われるビジュアルの監督が出す高域な領域なのに、専門知識のないクライアントが指示を出している状況=アートディレクターになってしまっています。
優秀なデザイナーはあなたとあなたのお客さんとの関係性を見てそれに見合ったデザインをしてくれているでしょう。しかしあなたが選んだデザインはあなたのお客さんではなくあなた好みのデザインになっている。

なんてことが起きているとあなたのお客さんが満足するような売れるデザインにはなりませんよ。(クラウドサービスを利用した場合、数あるデザインパターンの中から選定する目が必要になってくるので、デザインを作るデザイナーより選ぶ側のほうがデザイン能力が問われている、という事も頭に入れておかなければならないですね。理由はたくさんありますが、個人的にはコンペという提案方法をあまりおすすめできないです。)

 

 

安かろう悪かろうが高かろう悪かろうにならないように

また、デザイナーも基本的にはかかった時間に対しての報酬を要求しますので、こういうこと繰り返してると修正費用もかさみます。値段を基準に2のコンサルタイプの人に依頼できなかったけど、結果的に「修正費がかさんでしまって、同じくらいの料金になっちゃった。」なんてことになると悲しいですね。修正がかさむのは始めに戦略がないからです。
経験上、代理店さんの仕事に多いですが、修正かさむことよくあります。コンセプトワーク作りの料金提案を断れた結果、鉄砲の乱れ打ち状態になってしまっていたりするとそりゃ修正かさみますね。
直接的にやり取りができないのが、その原因だったりします。直クライアントさんとのやり取りで修正あっても1.2回です。修正料の発生はほぼ記憶にないです。
高かろう良かろうは、デザインにも当てはまります。修正少なくスムーズに、尚且つ的を得た効果的なデザインへの投資を怠って、余計な時間・コストかけちゃうと勿体ないですね。。

 

 

◼︎自分ができないことがわかれば、作品だけで判断せず、コミュニケーションを取ろう

「美味しい商品は作れる!だけど売り方や魅せ方がわからない。」
そんな場合は、2のようなコンサルタイプのデザイナーに、戦略から考えてもらい任せる方がより良い成果につながるでしょう。1.職人タイプのデザイナーに相談しながら、戦略を考えてみるのも良いかもしれません。

まずは、『自分ができないことをちゃんと知る。できないことを伝える。』これだけで、デザイナーとの関係性を築くスタートになります。そして、できないことに対しての答えをもっているデザイナーさんとお仕事をすると、より良い関係性と成果につながるのではないでしょうか。できないことを話しても、それに答えてくれない、相談に乗ってくれないデザイナーさんはあなたには向いていないのかもしれませんから。ただし対価が見合っていないと当然お話しを聞いてもらえない可能性はありますよ。

デザイナーを選ぶ理由として、実績だけではわからないことがたくさんあります。実績に対して、そのビジュアルだけを作ったのか、戦略から作ったかでは大きな違いがあります。まずは聞いてみること。コミュニケーションをとることで、そのデザイナーとの相性もきっと見えてくるし、コミュニケーション能力の高さも感じ取れるはずです。それぞれ不向きなところにも焦点をあてトラブルなきようお互い気持ちよく、より良い制作と効果のある成果物をゴールに目指してください。

それではデザイナー選びやお仕事参考のお役に立てば幸いです。

ちなみに私は2のタイプです。

FIRSTYGRAPHICS 泊裕一
http://firsty-g.com/

 

10年目 フリーランスからデザイナーを始めてから

デザイナーを名乗って10年がたちました。

今回のブログは、その10年で思ったことや体験を全く持って主観的に長々と書きます。
お暇な方はお付き合いください。

10年前

10年前の私は、実を言うといささか夢見る少年でした。10年後にはこんなデザインをしていて、都心におしゃれな事務所を借りて、テレビにも出てたりなんかして、、とか馬鹿な想像していました。今では本当に馬鹿だなと思います。

実は、私は制作会社でデザイナーとして働いた経験がなく、ゼロからフリーランスのみでデザイナーを始めました。

この業界の流れとして王道と言えるのが、どこかのデザイン事務所で働きながらデザインの技術を学び、会社員時代の人脈を元に独り立ち。そんな流れのない私には、もちろん最初から仕事などありません。そこで私は、片っ端からデザインをしていると声をかけてまわりました!当初のデザインというのは、デザインと言ってよいのか分からないレベルでしたが、私の中では『やる』=『出来る』ということでした。出来ると口に出した瞬間に、出来なくてもそこからお客さんに提出するまでに鬼のように資料をあさり、人に尋ね形にしてきました。
当初は大変お世話になっていた恩師と、プロダクトデザイナーの方の知恵とお力を借りたり(今でも借りっ放し、、)しながらなんとかやってきました。今の私があるのも。この方々に助けていただいたおかげであると言っても過言ではありません。

上京

そんな大阪時代から7年ほど前に上京し、またゼロからのスタートを切りました。最初は就職活動をしたんですが、全くうまくいかず。。正直に言いますと、「君のやっていることはデザインじゃないね。」と、きついことを言われた経験もあります。でも、その言葉とくやしさを、バネに奮起できたのかと今では思っています。

就職できないならば、一人でやるしかないだろう!と落ちこぼれの開き直りで、必死で頑張りました。そして気づけば、自分の小ささと比較すると驚くほど大きな仕事に出会えたり、広告代理店を挟まず、背の丈以上の大手企業様とやりとりしていたりしてて、未だに半信半疑な毎日だったりしています。

そんな仕事ができるようになったのも、まだまだ実績などない時に、私の力を信じて『彼に任せておけば大丈夫だ』と言っていただいた方のおかげです。
そしてその他にも、自分の悪いところを指摘くださる方がいてくれたり、本当にそれが財産でラッキーなことだと思っています。

そんなこんなで10年です!なんとか妻子を持ちながらデザインと向き合えることが出来る生活ができています!

今、思うこと

10 年経って思うことは、始めた当初の理想とはほど遠く、正直まだまだです。日々、反省と供にデザインと向き合っています。今では過去に言われた「君のやっていることはデザインじゃない」という一言が理解できるようになりました。確かに当初の私はデザイナーと言える代物ではなかったかも知れません。いや、今でもそうなのかも。

仕事がなかった時代から比べると、ここ数年は生活できるだけの利益は出せるようになり、お仕事できるお客さまも徐々に大きくなってきて、少しいけてるのか!と勘違いを起こした時期も正直ありました。その当初の僕は、デザインのワークフローとしてきっちりとコンセプトから丁寧 に説明し、デザインのノウハウを織り交ぜ、しっかりと形にする。それで完結していると思っていましたし、うまく出来ていると思っていました。

ここ1、2年前からその頃の仕事をよく振り返っています。確かに間違っていないデザインをアウトプットはできてるかも知れません、ただ、そこにもっとこうすればいいスムーズにいったのでは、とか思う仕事もたくさんあります。

親切なデザイン

10年の中で今、私が思うことは、もっと親切な仕事をしたい。ということです。きれいごとでもなんでもなく、本心からそう思っています。いい人に見られたいとか、人柄を評価されたいということではなく、仕事が親切であると言うことです。

時にワークフローの中で、説明という部分があります。私は以前から極力専門用語などを減らし、お客さんにわかる言葉で伝えるということを心がけていました。 そして、それをデザインのノウハウと共に説明してきましたが、最近はそのノウハウってお客さんによってはうんちくになってしまっていたのかも、、、、と感じることがあります。過去にうまく最後まで形にならなかった案件、打ち合わせから進まなかった案件などは、ここに親切さが不足してしまっていたのかも知れないと感じています。

このデザイナーの言葉の力が不足したのがよくわかる事例が、五輪ロゴ問題にあったと思います。練り上げられたコンセプトは一般の人にはうんちくとなり、結果、擁護したのはデザイナー、批判したのは一般人という図式が露骨に二分化した事例だったと思います。(全てのデザイナーが擁護していた訳ではないですが、図式化する と)

あれ以降、コンセプトを設計することがデザインであり、コンセプトのないデザインはデザインではない。という記事をよく目にしました。

それってデザインの基本で特に声を大にして言うことではないでしょうが、なんとなくそれがよりデザイナーとノンデザイナーの間に壁を作ったような気もしなくもない。。コンセプトが走ってしまって危うい思いをしたことも、今となればあるなあと思ったり。。。コンセプトに忠実すぎると凄く複雑になったり、逆にありきたりになったり。。

「コンセプトをいくら積み重ねても、一瞬のひらめきのほうが勝ったりするのがビジュアル」

という言葉を過去に頂いたことがあります。今でも頭をよぎる言葉です。
だってデザインを見る人(ユーザー)って、コンセプトなんて知らないわけじゃないですか?練り上げたコンセプトって、その製作段階で凄く魅力的に見えがちで、それを崩すのって勇気が要りますから、実際盲目になりがちです。見る人の立場になってビジュアルが持つ力、わかりやすさを見落としがちになっていたことも正直ありましたね。。。それは細部にわたって親切さが足りなかったためです。

デザインの価値

あるミュージックジャケットのデザイナーが言っていました。
「歌手はその歌声で感動を与え涙を流すことが出来る、作家は、メロディーと歌詞で感動を与え涙を流すことが出来る。映像はストーリーによって感動を与え涙を流すことが出来る。しかし、同じ音楽のクリエイティブワークの中でジャケットデザインで涙を流させるような感動を与えたことはない。」

全くもってその通りで、デザイナーとアーティストの違いを感じたことは私も幾度とあります。そもそも同じ土俵ではなく、違うものだという定義は当然ながらあります。あるのだけれども、私は同じクリエイティブワークの中でデザインと私自身の力のなさをひどく痛感し、悔しくも思うのです。

そもそもデザインの目的とは違うのですが、嫉妬しちゃいますよね。

デザインは商業の中にあって、その土俵でこそ価値が生まれるのですが、そういう価値の可能性を秘めていない、とは言い切れない。その可能性ももっと創造できれば凄いですね。

伝えるために体験化

伝えるということは、クライアントさんにとってのお客さんに目をしっかりと向けるコト。ただ、そのためにはクライアントさんとの共有を深め、お互いが理解し、信頼関係を築くことができなければそのスタートにはたてない。いくら優れた提案も、そこが築けていないと結局は通らないし、通ったところでその後の屈折が生まれてしまいます。

理想とする関係性は同じ方向を向くコトでゴールを共有することですね。

37 そのためにデザイナーとしてできるコトは、クライアントさんにもユーザーさんにも理解を与える提案をすること。

その理解とは体験の中にあるとぼくは考えています。そのときにどう思った。失敗した経験。感動した。悲しかった。体験というのは、心に深く影響を与えますよね。
そこにデザインのヒントがある!そして、体験の中に答えを探します。

例えばこんな体験を与える動画とか作ってみたり。
音の視覚化-キヅキ-

 

今後の目標

親切な仕事がしたい。

もっと大きな仕事がしたいとかそういうものでなく、個人の仕事であっても、より良い仕事ができるデザイナーでありたいと心から思っています。

個人の力で仕事を受注することは、大変難しい。これは10年の中で嫌になる程経験しています。その中で得たことは、この人と仕事がしたい。と、いかに思ってもらえるかということ。それを僕は、人柄や接し方、親切な人であることが大事だと思っていました。もちろん今でも大切なことと思っていますが、親切な人=親切な仕事ではない。親切丁寧に相手のことを考え対価時間以上に提案を考え、自分の時間を捨ててでもレスポンスを早く行う。これが相手のためになると思っていたが、思い返せば一部自己満足になっていたところもある。ここまで努力したのだから、相手は満足するだろう。と思っていたこともあるかもしれないが、その努力は自分の力のなさを埋めるためのもの。であったところも、、、という心当たりがあります。
会社によって、デザインレギュレーションは正しく管理できるか。人によっては良かれと思った提案の数が多すぎると、かえって混乱を生む。

親切な仕事とは、私個人を離れ、デザインそのものが細部にわたって親切であるかということ。そこには人が使う、人が見る、人が理解する。

デザインのその先にはいつも人がいる。

しかしながら、そこに私の人柄は関係ないのである。デザインがその人といかにコミュニケーションが図れているか。それがデザインの良し悪しなんですね。

このデザインコミュニケーションが、私と仕事を結びつける。そうなることによる仕事がもっと増えた時に親切な仕事ができるデザイナーになっているのだろうと思う。
ご縁に助けられた10年間だから言えることかもしれません。その方々に私が返せるものは、ありがとうの言葉でなく、ありがとうと言ってもらえるような仕事をすることです。
そしてもっと広い視野で生活に触れ、デザインを通じて豊かにしたい。

 

最近AIでロゴデザインやWEBサイトを自動で作ってくれるサービスなんかも話題になっていますね。これからどんどんコンピュータが人の仕事をこなすようになるでしょう。そんな時代だからこそ、人にしかできないこと=人が人を想うこと。そのことを意識し、もっと認識できるきっかけになればより良いですね。

まだまだ未熟ではありますが、“親切なデザイン”ができるよう日々努力を続けますので、今後ともよろしくお願いいたします。

2015 創初め

新年明けましておめでとうございます。昨年もたくさんの方々にお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

皆様、お正月も終わりお忙しい日々の始まりですね。

さて私も昨日より本格的にお仕事スタートです。(なんだかんだお正月も仕事してましたが…)

書き初めならぬ、創初め。

ということで未年にちなんで羊ロゴマークデザインを創りました。

コチラです。
スクリーンショット 2015-01-06 17.27.51

遊びで制作したので少しデザインの解説をしたいと思います。

このロゴマークデザインは黄金比率と呼ばれる様々な美術やデザインに用いられてきた比率を利用して設計されています。アップルのロゴマークデザインやプロダクトに多く利用されていますね。

スクリーンショット 2015-01-06 17.28.39

構図はこんな感じです。

さてもう少し詳しく説明します。

スクリーンショット 2015-01-06 22.45.41

↑それぞれの円の比率は大中小1:1.6の関係性にあります。

スクリーンショット 2015-01-06 22.45.50

↑その大円の中に中円小円を上図のように螺旋状に配置します。

スクリーンショット 2015-01-06 22.45.57

↑その重なり合う円から各パーツの輪郭をつくっていきます。

もう少しばらして説明すると

スクリーンショット 2015-01-06 22.46.02

↑輪郭部分です。大円を元に、小円、中円で洋毛の輪郭を創ります。

スクリーンショット 2015-01-06 22.46.05

↑続いて角部分。
螺旋上の中円に従ってパーツを創り出し模様にしています。

スクリーンショット 2015-01-06 22.46.10

↑最後に顔のパーツです。
目や鼻の部分も円に沿って創ります。

この三点のパーツが重なりあったデザイン先ほどの全体構図になります。↓

スクリーンショット 2015-01-06 22.45.57

そして色付け↓

スクリーンショット 2015-01-06 22.46.33

マークとタイプフェイス(文字)も黄金比率で↓

スクリーンショット 2015-01-06 11.47.10

右図参照。
こちらはマークと文字の関係性を1:1.6でレイアウトしています。

そして出来上がりです。

スクリーンショット 2015-01-06 17.27.51

それと年賀状デザインも
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羊毛紙厚紙+ホットスタンプ圧強

以下年賀状文言
『今年は未年ということで、年賀状の紙に羊毛紙という羊毛を混ぜ込んだ特殊紙を使用してみました。また、私たちがよく知る飼育された羊は人が手入れしてあげないと毛が伸び続けるそうです。そして、そこから美しい新毛が生え続けるそうです。デザインすることは美しくすること。手入れをすることで伸び続けるものはより美しく生まれ変わるかもしれません。2015年も新しい発想が出来る様、努力致しますので何かお手伝いが出来れば幸いです。』

というワケで年賀状にデザインされた、バリカンの様に美しく生まれ変わらせる。表現することをコンセプトにしたデザイン!
まさにバリカンの様な役割が出来る存在を目指しますよー!!!

というワケで2015年もデザイン漬けの日々にできるよう日々努力していきたいと思います!

2014年は

今年も早いものでもう終わってしまいます。

2014年は私にとってお仕事もプライベートもいろいろと変化のあったよい年になりました。

フリーランスのデザイナーとしてやってきて9年。

自分のやりたいことが少し形になった年でもあります。

9年前、デザイナー一年生だった頃は『誰もが知ってるメジャーな仕事やって、これデザインしたの僕なんです。』って自慢するのが夢でした。

ある種、夢がかなった一年でもあるのかな。。ただ、そういった仕事たちは公表できないんですが。。

実際のところ、いざ、そんな思い描いていた仕事をこなしてみて、自慢よりも、、、ここが駄目だ。もうちょっとできるだろう。と駄目だしを自分にするばかりでよくやったなあと満足する瞬間はあまりないもので。。どうやら自分は、次は次はと他のことを考えて、現状にまだまだ満足していない欲張り者なようです。

さて、そんな一年の締めくくり、デザイナーにとって仕事納めの多忙中にさらに追い打ちをかける制作物が…






そう!年越しそばです!

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ではなくて年賀状です!

お世話になった方々に魂込めて制作しないとですが、、
なにぶん数百枚の年賀状をおくるとなると頂いた名刺から住所を書き出すだけで大変です。。。

そんなときに便利なアプリを紹介します。

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http://camcard.jp

ぼくはこのCAMCARDというアプリを使用しています。

このアプリは名刺管理のアプリですが、まず名刺を用意。
写真(2014-12-30 9.06)のコピー

そしてアプリを入れた携帯からCAMCARDを立ち上げて、
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このようにバーコードリーダーの要領で枠に名刺を合わせだけで、画像をデータとして残すだけでなく、名刺の文章をテキストデータに変換し、なおかつ携帯の連絡先に自動で追加してくれます。しかも読み取り早い!!他のアプリも試しましたがこのアプリが圧倒的に早いです!一部読み取り不足の所は修正っと。

これだけでも便利なんですが、
この読み取りしたデータ、

なんと!

スクリーンショット 2014-12-30 9.11.33

PCからログインするとリストでみれたり編集したりできます。

さらにこの名刺ホルダーにあるテキストデータをエクセルデータで書き出しできちまうんですよ!
うっきゃーー!便利!

で、そのエクセルリストから、名前、会社名、住所、などを間違えないように丁寧に印刷用データに挿入。

これで一枚一枚手打ちする必要性がなく、文字うちが苦手なぼくでも素早く間違えることもなくできるわけです!

そしてこのCAMCARDは無料なんですから、最高ですね。

という訳で2014年も残りわずかですが、お世話になった皆様、今年一年ありがとうございました!

今後ともよろしくお願いいたします!!

では皆様良いお年を〜♪