本格的に暑さが増してきた今日この頃、、

夏といえば海!

楽しみなことが多いですね。

しかし私は夏に唯一苦手なものが、、、

ガザガザとすばしっこくて黒い物体
Gです!

夜に道を歩いていてやつを見てしまうと寒気がしてしまいます。
近くに突然現れたりすると、情けない声をあげてビビりまくります。
もう本当に苦手なんです。

数年前夜道でパタパタと羽の音が聞こえ、嫌な予感がしたので駆け足で自宅に玄関先でふと自分のタンクトップをみると、、ナイキのマークが何故か丸い??

。。。。。。。ひーーーー!!!

aaa

なんて『ナイキG事件』や『Gたちの逆襲事件』など苦い思い出たくさんあります。

この記事を書いているだけで本当に気持ち悪くなってくるぐらいに私はやつが嫌いです。。

夜に黒い物体を見るとすぐに逃げますし、
棚から何か落下するだけで過敏に反応してしまいます。
大体Gではないですが、それほどにやつを意識し、やつとの接触だけは絶対に避けたいのです!

気分を悪くされた方申し訳ありません。

何が言いたいかと言うと、人は好きなものよりも嫌いなものの方がより敏感なんですね。人間には多くの欲求がありますが、その欲求とはストレスをなくしたいと感じる衝動と大きく繋がっているようです。

ストレスを感じる場面を自然と避けるようになっているんですね。

 

これはデザインでも言えることです。街を歩いていると情報社会の現代において未だに不快を与えるデザインが数多く存在しています。売れない商品、アクセスの伸びないWEBサイト、知らず知らずのうちに不快をあたえてしまっているのが原因かも。

 

■目立たせることだけが広告ではない

 

まれにデザインのお仕事をしているともっと目立つようにしてください。「こことこことここ、もっと派手な色にしてください。」なんて指示が来たりします。

 

想像してみてください。
毎日メールを送ってきたり忙しいと言っているのに話を聞かせようとする厚かましい営業マン。
ガラガラのシャツにガラガラのパンツ、派手なサングラスをかけ、態度がLな方。

関わりたくないですね。。

目立つことを意識しすぎるとこんな状態に陥ってしまう場合があります。そう、関わりたくない広告物や商品を作ってしまう恐れがあるんですね。

これって絶対ダメですよね。売りたいはずなのにデザインを間違えてしまうと、絶対買いたくない商品を作ってしまうことになるんですね。

デザイナーに頼んで、綺麗にはなっているけどそんなに目立たないし、あんまりよくないなあ。。。なんて思ったケースもあるかも知れません。実はそのデザインにはストレスを避けるという大きなプラス要素があったかも。

私はデザインする上で要素を目立たせることよりも、まずこのストレスを与えない方法を意識しています。それはマイナス要素を減らすほうが、プラス要素よりも重要であるということを知っているからです。

 

 

■だからプロがいる

 

写真、自分たちで撮ったものとそんなに違いがない。と思っている方。

写真ひとつにしてもプロのカメラマンさんが撮ったものにはマイナス要素がありません。
例えば食べ物の写真。「不味そう。」大きなマイナス要素です。

文章もライターさんが書いた文章は読みやすくストレスがありません。
「商品説明。何が言いたいのかわからない。説明が長い。」大きなマイナス要素です。

状況によってはプロの仕事の良し悪しが露骨に出にくいケースがあります、しかしマイナス要素がないというのは大きなメリットなんです。普段からクリエイティブワークに触れていない方は、プラス要素には気付きやすいんですが、マイナス要素には気付きにくく、自分たちが作るものと変わらないと思ってしまうのです。それが気づかないうちに大きなマイナス要素になっているんですね。

デザインでも細かな点に拘っているなとよく言われますが、
文章ひとつにしても文字組みや句読点に気を使います。
ミリ単位の文字つめをしたり文字揃えを行ったり、読みやすくすること=それは少しでもストレスを軽減するために行う、重要なファクターなんです。これは拘りでもなんでもないのですよ。

売れない商品、パッケージや広告、気づかぬうちにマイナス要素でお客さんにストレスを与えていませんか?それを取り除くこと。すごく重要なことだと思いません?

Gから知ること=人は不快に敏感です。

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