カテゴリー: デザイン記事

3.整理すること デザインでできること

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デザインでできることその3整理すること

前回記憶に残ることでも少し触れましたが、整理すること=情報の整理です。伝えたい事柄、記憶に残したい事柄を整理し、ユーザーの理解を目指します。

 

優先順位

人が記憶できる領域には個人差がありますが、まず多くの情報を記憶することは困難です。そのため、あれもこれもと情報をつめこんだところで必ず失敗します。

そこで順位をしっかりと考えて整理することが大切です。またそれは媒体やそのユーザーの興味によって左右されます。

 

イベント会場で配られたチラシと?ゆっくりと座れるカフェで配られたチラシならどちらがゆっくり見れるでしょうか?

もちろん後者です。つまり前者でそのチラシに目を通す時間は非常に短いと考えられます。そのため、そのチラシ全面に多くの情報を入れたところで意味がありません。まずそのような短時間が予想されるチラシでは興味を引く入り口を一つだけ作ることが大切です。そのため情報の整理は要素を少なくし、重要度TOP1.2の情報のみをまずは目立つように整理する必要性があります。そしてその情報は文字だけではなく絵や写真のビジュアル要素が有効でしょう。

後者の場合(カフェ)は比較的落ち着いてチラシをみれるので情報料を多くできるものでもあります。

 

短時間

ポスター・看板

 

中時間

チラシ・フライヤー

 

長時間

WEB・カタログ

 

ここで簡単に展示会ポスターのレイアウトを3パターン考えてみました。

画像1

a

 

画像2

b

 

画像3

c

 

 

それぞれ適したレイアウトはどれでしょうか?

A.展示会前に店舗などで目立つよう高い位置に張られたポスター

B.駅構内に張られたポスター

C.展示会当日の会場前に看板として立てるポスター

 

 

a

画像1=まずタイトルがレイアウトされ、展示内容がその下、ポスターの縦中央付近にレイアウトされています。当日、立ち寄った来場者の興味が引けるようにこの情報を目立つようにしています。またビジュアルもポスター全体にレイアウトされポスター全体にイメージ要素イラストが広がっています。そして展示会情報、では時間(10:00〜17:00)とホール(A-3ホール)の文字が強調され大きくされています。

このレイアウトは「C.展示会当日の会場前に看板として立てるポスター」を想定して作成しています。

展示会開催情報はもう既にそこに足を運んでいる来場者がみるものですから時間とホール情報 以外の開催日•住所などは削除しても良いくらいの情報になります。また、当日に立て看板としてあるポスターですので目線は同じ高さ〜少し低い目線になりますので中央付近に情報と魅力をレイアウトし、来場者の興味を引けるようにしています。

 

b

画像2=文字要素はタイトルのみを左上〜中央あたりにレイアウトし、ビジュアル要素となるイラストを含めポスター全体の3分の2くらいでまとめています。そして下部分3分の1に情報を固めています。

このレイアウトは「A.展示会前に店舗などで目立つよう高い位置に張られたポスター」を想定して作成しています。

高い位置に張られるポスターなので、上部分には展示会の魅力を伝えるイメージ要素をメインにし、読ませたい情報は見上げなくても読みやすいよう下部分に固めてレイアウトしています。店舗に張られたポスターということで時間としても中時間ですので、文字のまとめ方もしっかりと告知しておいても読んでもらえます。

 

c

画像3=最後に「B.駅構内に張られたポスター」を想定したものです。歩行中に目にする物ですから横向きで少しでも視界に入るように横向きでレイアウトしています。

また、駅構内という条件は目にする時間として短時間ですのでタイトルの近くの目立つ場所に開催日を、そしてまた3パターンの中で最も本文コピーを大きくしています。会場情報開催時間は詳細としてまとめています。この段階ではまず詳細情報よりも展示会の魅力と最低限の情報日程を伝えるためのレイアウトを考えてみました。短時間=この記事前半でふれていた興味を引く入り口を強調しています。

 

三点とも少し極端なレイアウトでしたが、このようにポスターを見る人の状況、時間や位置、今回触れていませんが距離、サイズ、季節、興味などによってレイアウトも変わっていきます。状況に応じて正しく情報を伝える整理術、優先順位を常に考えることにより、より効果的なPRに繋がります。あれもこれもが失敗の原因にならないように情報整理から考えてデザインに取り入れています。

 

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1.美しくすること

2.記憶に残ること

3.整理すること

4.読み易くすること

5.伝えること

デザインでできること

 

2.記憶に残ること デザインで出来ること

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前回ブログその1『美しくすること』に続いて

今回はその2『記憶に残ること』について書きたいと思います。

憶えてもらうということは広告にとって大きな効果です。そのためにはどういう手段が必要なのか?

コンビ二で「カロリーメイトを買ってきて。」と友人に頼まれたとします。あなたはお菓子コーナーの中のカロリーメイトをどうやって見つけますか?黄色の箱を探しませんか?

頭の中にある商品の色や形で判断して探すこと=デザインで商品を判断しています。これは黄色い箱に入っているという記憶が頭の中にあるからです。

理由は様々ですが、何か憶えているものってありますよね。

その理由についてちょっと考えてみたいと思います。

この例えに出したカロリーメイト=黄色という記憶があるのはこの商品の特徴であり、発売からこのイメージを大切にし、変わることなく継続的に構築したブランド力がなせる効果です。(ロゴ、宇宙食を想像させるようなフォルムも素晴らしい。実はこのカロリーメイトは発売以来ほとんど改変されていない優れたオリジナルデザインであり、私も本当に大好きなデザインで、このブランド力の強さこそ理想とする指標でもあります。)

そしてこのカロリーメイトには記憶に残る要素、意外性、継続性を兼ね備えているところがすごいですね。

カロリーメイトの話はさており、知っているということが売り上げにつながる。知られているってことはものすごく有利なことですよね。では、知っているを目指すためにデザインで行う工夫を紹介します。

 

継続性

ブランディングにおけるアイデンティティ構築には記憶の連鎖を意識したデザインを考えます。

企業の顔ともいえるロゴマークやコーポレートカラーはweb、名刺、販促ツール等、どの媒体においても同じ使われ方をしており、統一性が保たれた展開がなされている。常に同じ見せ方を心がけることにより、チラシだけを見た人の記憶にwebデザインが同じ形で見えることで記憶の連鎖がおこり、覚えていなくても見たことあるかも。という判断になります。こういう小さな積み重ねが重要です。

○統一性のあるデザイン(道が一本化)

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×統一性のないデザイン(道が分岐化)

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また、この連鎖はビジュアルだけではありません。例えば、あの企業は破天荒なことをする企業だ!という印象もアイデンティティの一つ。こういう変化のあるアイデンティティ構築に対してはデザインも見た目の統一性はなくても毎回驚くようなインパクトのあるものを考える。これも一つの統一です。

連続して同じことを繰り返すことは、人の記憶に残るためにはとても有効な手段です。

 

 意外性

一冊の本があります。その本は活字で200ページ。その中の1ページ一言だけ青字でアメリカという単語があったとします。その本を読んだ後に登場人物や事柄よりもその青字の一つの単語アメリカを思い出す方が容易でしょう。

つまり記憶に残っています。なぜ残っているのか。それは平坦な中の変化だからです。

(ちなみに青という色は記憶に残りやすい色と言われています。)

この原理をデザインに置き換えてみましょう。赤いお菓子が陳列する商品棚に一つだけ青いお菓子が売られていたら?印象に残りますね。印象に残る商品が売れるかは別の話ですが、こういった一般的イメージ=記憶の中に何らかの変化を探すことによりインパクトを生むことは可能です。

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本の話に戻ります。この本の中にアメリカ以外に30個の単語が青字で書かれていたとしましょう。青字で書かれた変化をすべて記憶することは可能でしょうか?記憶力のいい方は憶えることはできるでしょうが、私はあんまり自信ないですね。。。

情報料が多くなると人は記憶しきれませんね。そのために、デザインでは伝えたい、記憶に残したい情報を整理し順序立てて目出させる工夫(変化)をつけます。この順位をつけ整理しながら必要な情報を削っていくことを私はデザインの引き算と言っています。

 

 

このように記憶に残るためには同じであることを連続して構築すること。=継続性
連続性の中に変化を作ることで記憶に残る=意外性
様々な情報や人々のイメージを利用して戦略を組み立てることにより記憶に残るデザインを目指します。

またこの人々の記憶=イメージを応用し、市場調査→差別化戦略を立てたり、アイデンティティ構築などの様々なデザイン戦略の一部として応用しています。

今回はその記憶に残るためのデザインを作るうえで考えていることの一部を紹介させて頂きました。記した内容はごく当たり前のことですが、以外とこういう小さなルールは見落としがち。このルールをしっかりと守り、企業のあり方や商品イメージをぶれさせなくするためにデザイナーが入っていたりするんですね。

 

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デザインでできること

 

 

ロゴデザインってダレに伝えてるの?

先日、デザイン看板施工の会社ロゴデザインを納品しました。

今回はそのストーリーについてお話します。

色々ヒアリングや調査をした結果、何案か提案を出しました。

画像はその内の2案です。(他提案は省略)

A案

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B案

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A案は看板の文字と会社の頭文字から出来た、解り易いロゴです。シンプルさの中にかわいさも入ったエンドユーザーが馴染み易い様に考えた提案です。

B案は老舗を目指す。というコンセプトの元、少し敷居が高く感じられるロゴです。

(コンセプト省略)

ここで、パッとみて解り易いのはA案だと思います。ロゴデザインにおいて解り易さというのは重要な点ですね。看板をモチーフにしていることからエンドユーザーも用意にその職種を創造できると思います。

しかし、結果的に決まったのはA案ではなく、B案です。

何故、B案なのか?ここにデザインがどう機能しているかと言うストーリーをお話します。

企業されて、この会社の社長さんがやりたい事や、会社体勢を形にした結果、現状の会社に相応しいのはA案であると説明しました。B案は現状よりも背伸びした提案であるという点も伝えました。ただ私は、会社の捕われ方だけを見るのではなく、経営に対する信念と人を見ました。現状では老舗というコンセプトは背伸びになるかも知れないが、将来そこに近づけるマインドを形にするという選択があったからです。

会社はダレのもの?

経営を左右するのに最も大切なもの、それはお客さま(私の立ち位置からはエンドユーザー)、社長。確かにどちらも大切ですが、最も大切なことは実際に働く従業員だと考えました。これは私がフリーランス、一人の経営者として考えていることでもあります。お客さまを大切にするために満足頂けるサービスを提供する必要があります。これが出来るのは従業員であり、このマインドを高く持っていることが企業の成長に繫がると自信痛感しています。人はやる気です。こういってしまうと浅はかな感じもしますが、ナニをするにもシンプルにやる気が大切なんです。

このB案のロゴはこのマインドに触れています。現状の立ち位置でなく目指すべく未来の立ち位置。それに近づけるための目標としてのロゴデザイン、マインドアイデンティに触れた考え方です。そういう目標が形となり、働くマインドに繫がる、それも一つのデザインの形ではないかと思います。人を見て会社を見てデザイン提案をする。そしてその未来を選んだのはデザイナーではなくこの社長さんです。

このロゴデザインは未来を創造したデザインなのです。

 

今の現状、ありのままの形をエンドユーザーに伝えること、パッとみてわかるデザインは秀逸です。しかし他と似た様な形になる場合もあります。

デザインの矢印はどこを向いているか。どうしてこの形なんだろうというロゴデザインも世の中にはたくさんあります。そのデザインにはこういったストーリーが隠されているかもしれませんね。というお話でした。

 

このロゴを使った名刺もデザインさせていただきました。

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300k越えのディープマット特圧紙に特色焦茶活版。紙の厚みを活かした小口染め。

活版とインクの焦茶の風合いがまるで鉄板で焦がした様に絶妙な風合いとなり、刷られているというより刻まれているという感じのまさに社長の熱意表明に私にはうつりました。

 

最後にこの社長さんは私にこう言ってくれました。

「このロゴを堂々と掲げれる様に頑張っていきたい。そしていいスタートをきれそうです。」

 

 

補足

天下一品の広告では、社長さんが好きと言う理由でタレントのベッキーさんを起用していましたね。天下一品のイメージから解り易さやイメージ統一を図るならベッキーさんは相応しくないのかも知れません。しかし、この話しはストーリーとして語り継がれ、ファンというエンドユーザーに深く浸透し、そこから天下一品を食べたことのない層にも広がりました。エンドユーザーに対しての解り易さやコンセプトだけではない、デザインの常識だけに捕われすぎない様に、視野を広くもってデザインと向き合っていきたいなあと最近は良く思います。

 

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1.美しくすること デザインで出来ること

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今期クリエポではこんなメッセージを引っさげて会期に望みました。

今回はその1『美しくすること』について触れていきたいと思います。

デザインと聞いて美しいということは連想され易いイメージと思います。

綺麗で洗練されているものを見ると美しいと感じます。これは感性の部分に大きく影響し感じる物だと思います。今回は直感的に感じる美しさ=抽象的・感性の部分もデザインとして大切ですが、デザインの美しく見える技術的な部分について一部かきます。

デザインをする時にはアウトプットに合わせて小さな工夫が施されています。その実例を少し紹介します。

アイコンデザイン

実際に作ったアイコンです。全6タイプシリーズ化のこのアイコンデザインでは統一性を持たせるためのツクリのルールを設けました。

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角のアール部分に一定の定められたサイズの円を用いアールの統一を図ります。

また、ピクトから伸びる腕の角度や足の角度にも30°45°60°120°と角度のルール基準を設けます。

そしてブラウジングを意識しピクセル数値は偶数で設計します。実際に使用される際に拡大縮小した際ピクセル表示では奇数のオブジェクトは割り切れないため下図のように比率が変化してしまいます。

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比率が変化するとオブジェクトが意図したサイズにならずわずかに左右どちらに偏ってしまったりなど正確な形を保つことができません。

このような技術はロゴデザインやフォントデザインにも応用しています。

 

 

食品写真色補正

トマトの画像です。少し色味が濁っていて鮮度に欠けている様にも見えます。0813013810

少し全体的な彩度を上げて明暗のバランスを大きくします。

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画像は少し極端にしていますが、より新鮮で美味しそうに見えます。

色のバランスを少し変えるだけでも写真は美しく変化します。

 

印刷の黒

印刷では通常4色CMYKのインクで印刷されます。黒を印刷する場合、それぞれ紙や用途に合わせて使い分けをします。黒といっても一つではないんですね。文字や細かな印刷をする場合、黒100%単色の黒(墨べた)が適しています。1色1版にすることでズレが起きる可能性がないためです。

そしてもう一つの黒がリッチブラックと言われる黒です。黒いインクにその他のカラーインクを足して黒を表現します。墨べたに比べ締まりのある深い黒になります。背景などベタ面に適しよりムラなく仕上げることができます。 紙によってはインクが乗り辛い紙があります。画面上では同じ色なのに印刷ではこういった一工夫がより美しい仕上がりに影響してきます。黒以外の色でも2色で作れる色を4色で作ることもあります。また、デザインによっては白引きなど色を入れる前に白を一旦印刷してから印刷を行うなどの方法もあります。

印刷は変化する
印刷の黒について触れましたが、紙種によってインクが沈みやすい(思い通りの発色にならない紙があります。)以前にあった事例から、濃色の紙にオフセット印刷で白を印刷した時よりもシルバーを印刷した場合の方がより明るい色になりました。これはインクの粒子が粗いシルバーの方が紙に対してインクの沈みがなかったことによる現象です。白を綺麗に魅せたい場合はオフセットではなくシルク印刷が適切であると判断します。

 

 

このようにデザインではアイデアだけではなく、ちょっとした工夫で感覚的でなく絶対的に美しくみせる技術があります。その技術を用いビジュアルイメージを確実に美しくすることが出来るのです。あくまでこれらの技術面は基本であり、この基本を持って新たにビジュアルイメージを考えます。それを支える技術のほんの一部を紹介させて頂きました。

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デザインでできること

クリエポ無事終了 感想と展示ブースの見せ方

クリエポ三日間無事終了致しました。

今回も大変優秀なデザイナーやクリエイターの方々がたくさんいて本当に勉強になりました!

そして、ブースお立ち寄り頂いた方、お名刺交換させて頂いた方々、

作品出展協力頂きましたクライアント様。誠にありがとうございました。

良きご縁となりますよう願っております。今後ともよろしくお願い致します。

今回は自分なりに色々と考えてデザインの見せ方ブース作りなどチャレンジしてみました。昨年は商業ベースを軸として挑戦していましたが、

本質、言葉ではなくデザインで伝えることに重点をおき3日間を終えてみました。この反応がどう出るのかドキドキですが、早速嬉しいメールもいくつか届いています。

また今回のテーマであった感性。会期中も『センスある』『きれい』と直感的な視角要素に共感して頂きお声がけ頂いた点も正直嬉しかったです。中でも『会場内で一番センスを感じた人に声を掛けようと思ったんです。』なんて言ってくれて心躍りました!

 

以前、昔から大変お世話になっている方に「折角東京にいってるんやから、いい仕事をやれるように頑張った方がいい」と言って頂いた言葉が耳に残っています。
やりたいこと出来る時間なんて本当に限られてるなとよく思う今日この頃、自分がやりたいことをしっかりと見据え、ぶれない様に発信していかないとやりたいことなんて出来ませんからね。そんなデザインやってみたい、そんな価格で受けてみたいと言っているだけではそういう仕事に巡り会えません。そうあるべく行動をする必要性があると考えています。そのために日々努力をしなければ!

 

それと、今回のブースデザインの見せ方について少し

今回の出展ブースの位置関係はこのような形。
十字路の角ブースです。

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角ブースと通行人の視角関係を表したのが下図↓

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まずは最も人が通り、最も視覚的に触れるであろう左サイド。下図のような視線の動きがあります。↓

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ブース写真はこのようになっています。↓

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背面上ブースにはメニューとコピー
作品を見せるというよりは雰囲気をみて頂きたかったので作品上にマゼンタ色を乗せてデザインしています。
作品とやっていることはサイドのボードで見える様にしています。
また今回テーマの感性という部分でARTISTプロモーションを目立つ位置にそしてトータルデザインを見せています。

続いて右サイド

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右側からは展示物が見えるようにレイアウト。

こちらからは遠くから目立つというよりは近くで立ち止まるという見せ方を考えています。

 

 

このように視角と人の動きによってデザインを考えた結果、

背面上パネルは右側には立ち止まり近くで読んで頂くためのコピーとビジュアルをレイアウトし、左側にはメニュー的な要素を、遠くからでも見える様、全体としてナニをしているのかというよりはデザインの雰囲気、感性の部分を見てほしかったので、一つ一つの作品を見て頂くというよりは作品全体をデザインとして見て頂きたく下のような背面パネルデザインにしております。

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このように視線の動きや距離関係をデザインに取り入れています。

美しくすること、記憶に残ること、整理すること、読み易くすること、伝えること、

デザインで出来ること

ターゲットや伝えたいことを絞り機能するデザインを考えます。

 

 

その効果もあり、昨年とはお名刺交換させて頂いた方々の業種にも少し変化がありました。自分の感性を感じて頂き、それとマッチングしたお仕事、そして新しい発見に繫がるお仕事が出来る様に考えました。私が作ったブースが、他ではなく自分のデザインが必要と思って頂ける方、そんな方との『出会い』の場所になっていたら幸いです。

 

お名刺交換、冊子お持ち頂いた方々、誠にありがとうございました。

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Chu-Z 『Tell me why 生まれて来た意味を知りたい』ジャケットデザイン

本日7/1はChu-Z、3rdシングル『Tellmewhy 生まれて来た意味を知りたい』発売日です。

楽曲提供つんく♂

振り付け PaniCrew YOHEY

衣装監修 Silent Siren ひなんちゅ

PV監修 喜屋武ちあき

CDジャケット監修 デジタルハリウッド大学 福岡 俊弘

という製作陣の豪華さ。発売前から色々ニュース記事にもhttp://okmusic.jp/#!/news/83037

私は今作もジャケットのアートディレクション&デザインさせていただきました。

今作ジャケット監修には福岡氏に入っていただきご意見もいただきました。

産まれて来た意味を知りたいという楽曲タイトルと歌詞から卵をモチーフにしました。ポップで前向きなメロディーイメージに合わせかわいさの中に彼女たちのキャラクター性が立つ様なコミカルなビジュアルに仕上げました。

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そんなカラフルな卵のデザイン案を見ていただいた福岡氏からイースターエッグのお話をしていただきました。

「イースターエッグは西洋の復活祭における飾り付けであり、家の中のいろいろなところに卵を隠す遊びで逸話の世界では、この卵をウサギが隠したことになっている」そうです。

そんな隠して見つけるという遊びと、いつもジャケットに取り入れてる、秘密を合致させ今作はこのストーリーに合わせた秘密が隠されております。

会場限定版は6TYPE。

卵イメージの別カット個人Verで仕上げました。6type

卵に入ったメンバーがとてもキュートになりました。

限定版にも勿論秘密が、、

 

そして7月1日は東京ビッグサイトで行われたクリエイターEXPOの開催日です。

そんなChu-Zのジャケットデザインなどを引っさげて私、泊裕一はデザイナーとして出展させて頂いております!

会期中は歴代ジャケデザイン他、企業様やメディア関係のデザインも展示しております。

是非ともお立ち寄りくださいます様よろしくお願いします。

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ライザップやってみた『人物補正-Photoshop』

こんにちは、デザイナーの泊です。

昨今、テレビでこのCMを見ない日はないような気がします。

今、話題のライザップ。

短期間で理想のボディを手に入れる。あのドゥドウ♪という重低音が耳に残りますよね。

この話題のライザップに…

行ってはないですが…

ビフォアアフターをPhotoshopの人物補正テクニックを使ってやってみました。

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元写真がこれです。(無料素材パクタソさんから)

さあ、この人物をライザップより短期集中で理想のボディに変身させて見ましょう。

1時間後…

よいしょ!

ちゃらーらちゃちゃちゃー♪

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どうでしょうか?ちゃらーらちゃちゃちゃー♪流れましたかね。

photoshopってなんでもできちゃいますねえ。

主にゆがみツールで人物を細くしシャドウ部とハイライトをいじって足し引きして筋肉の立体感を作っています。

人物レタッチはデリケートな部分でいつも慎重に作業しています。

可能な限りもとの写真を生かして、あまり手を加えないのが理想ですが、場所や時間、予算など理想のシチュエーションでいつも撮影ができるとは限りませんからね。それと画面上で使用する写真と印刷は別物ですから媒体に合わせた補正には気をつけています。画面だときれいのに印刷すると顔の予期せぬ部分にまだらな陰ができていたり。。

最後にビフォーアフター

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以上、Photoshopで遊んでみました。

レタッチ補正人物を扱うビジュアル製作御依頼 http://firsty-g.com

 

 

 

 

大切なデザインデータが…HDD復旧会社利用体験

皆様はお仕事のデータをどうされていますか?

デザイナーにとってデザインデータは過去実績、作品です。本当に大切なものです。

私は進行中、メインマシンにtimemachineバックアップを設定しながら、完了後はJOBと名付けた外付けHDDに保管しています。timemachineと外付けの2台体勢です。

2月頃、仕事のデータをいつもの様に外付けHDDに移動し、きっちりバックアップしようとJOBHDDに…あれ?JOBに…JOBは…

ない!アイコンがない!

HDDを盗まれた!いや、HDDはしっかりとMACに繫がっています。

物理的に配線が繫がってないのかな?USBを正常に繫がっている物と交換してみました。。。がダメ。

とにかく何をやってもむしーん…

 

まあ、予備のtimemachineが…

あ!そういえば一時的にtimemachineが動いていない時期が!その時期のデータがないいいい!

 

そこで、色々調べ参考にしたサイトが

http://datarescue.yamafd.com/datarescue_knowledge/

です。

復旧の前に

1.確認→MACの場合はまず、認識していないかを確認するにはディスクユーティリティーで確認します。

スクリーンショット 2015-06-08 10.51.56

2.USBケーブルなどの接続確認、別のPC、HDDのケースを入れ替える。

外部的な接続を試して認識されない場合は故障の可能性があるのでデータ復旧会社に依頼。

という事で早速料金比較、30,000円〜数十万まで!!

すごい差がありました。

この原因を探るため色々なところに電話してみたところ、故障にもレベルがあって重度の物理障害、ソフトウエアなどで回復可能な論理障害があるようです。

私の場合、物理障害である可能性が高いということになりました。

重度の物理障害では実際にHDDを分解するらしい精密な作業が必要で、クリーンルームと言われる誇り一つない部屋、言うなればコンピュータの手術室で修復作業を行うみたいで、非常に難易度の高い作業になるようですね。まさにコンピュータの脳外科医! (さらに…)

ロゴの商標登録について

最近は暖かくなって外に出るのが気持ち良い季節になってきました。
なぜか私が打ち合わせに出る日に限って雨なのですが…

先日も、とある打ち合わせに行ってきて、弁理士の先生にお話をお伺いする機会がありました。

 

今回お話を伺った先生は

湘南ラボ
弁理士 湯口 文丸 氏

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ロゴの商標登録についてもお話を伺いました。

商標登録では形だけでなく
『色』いわゆるイメージカラーも登録することができるそうです。

たとえば牛丼チェーンでは、オレンジといえば『吉野家』が頭に浮かぶと思います。
そしてあのオレンジを見ただけで、イメージが固有の店舗に結びつきます。
その色を登録することも可能とのことです。

「○○と言えば」
と結びつくイメージ連鎖はビジュアル戦略にはとても重要です。

貴士は今日は大阪に出張できている。
知らない道路を走っている途中に貴士はふと思う。『吉野家の牛丼が食べたい!』と…
しかし、ここは知らない大阪の街、一つハンドル操作を間違うと道頓堀に真っ逆さま、、
そんな時に貴士の目に飛び込んできたのはオレンジの看板。
そこにはフォントで言うところの勘亭流を思い出させる黒の字体でこう書いていた。
『吉野家』と。
道路を運転中、知らない街という条件下の中、オレンジというイメージキーワードにより貴士は無事、『吉野家』を発見できたのである。
彼がその後、つゆだくを頼んだかまでは定かではないが、
ビジュアル戦略により記憶と視角が結びつき、無事目的の店舗に入店することができた。ということは確かである。

無駄に壮大に書いてしまいましたが、ビジュアル戦略においてその固有のイメージを独占できるということは大変有利である事は確かです。
商標登録では
イベントを登録したりすることも出来るそうです。
その理由として、同名イベントを勝手に行われないようにする。という理由以外でも、イベント名で勝手なグッツ販売などを防止するというような目的があるそうです。

商標登録と調査

ロゴの商標登録では同じジャンル内で基本的には管理されているそうです。
『商標法施行令第1条において規定する別表(政令別表)』という書類に記載されている区分に別れており、

第 1 類 工業用、科学用又は農業用の化学品
第 2 類 塗料、着色料及び腐食の防止用の調整品
第 3 類 洗浄剤及び化粧

という様に分類されています。この区分内で同じ特徴の物を探し出すいわゆる商標調査を行い、条件をクリアした物が商標登録されます。

その商標調査には
『J-PlatPat』
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage

と呼ばれる特許庁が提供しているWEBサービスを利用します。

そうした調査の上、登録の申請を行うことになります。

 

イメージというのは事業に置ける財産です。
その財産を守るための正しい方法と理解が重要ですね。

今回、商標登録のお話して頂いた湯口先生
商標登録の詳しいお話を聞きたい方は湘南ラボまで
http://shounan-lab.com

FIRSTY GRAPHICSでは商標登録までを請け負うロゴデザイン提案も請け負っています。
http://firsty-g.com

宣伝会議発行書籍『Creators2015』に掲載頂きました。

2月6日発売、宣伝会議発行『Creators2015』creators’index第一線で活躍中のクリエイター欄に掲載頂きました。

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クリエイティブ制作会社や個人クリエイターを紹介する書籍です。

第一線という言葉にはピンと来ませんが、本当にもっと素敵な仕事ができるよう力がほしいなと思う今日この頃です。。

最近はサイトデザインを新しくするためコツコツとやっているのですが、正直自分てきにはまだまだだなあと。

いや、ポジティブに考えると私はまだまだ成長するということです!!

さあ、今後はクリエイター系の紙面の一面を飾れる様にもっと力を付けなくては!

さて今年も動きますよ〜!